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サングリア[日常の中のタイタニア]
某月某日、すでに何かのスイッチが入っていた嶌みのぶを含む、主に一次創作関連の友人達と外食。メニュー表に『サングリア』を発見。私も嶌も飲んだことがなかったので、二人で喜々として注文しましたよ。
★文末に微妙なプチ話つけてみました。★
ラケルのサングリア/撮影:嶌みのぶ
小説『タイタニア』第一巻第一章、徳間ノベルズ版では39ページ下段2行目、講談社文庫版では53ページ11行目に一度だけ登場する、文中だけでは「氷を入れる冷たい飲み物」としか判らんシロモノです。
個人的事前知識としては「カクテルの一種らしい」くらいしか知りませんでした。

────私自身は炭酸その他パチパチするものは駄目だけれどもどっちを向いても呑兵衛の家系で、私も家でしょっちゅう呑むほどではないにしても、飲む時ゃ喜々として飲むうわばみ(過去に二回酒で記憶が吹っ飛んだのは、22才頃、会社の忘年会で上司連中に熱燗をコップ酒で勧められて、周囲証言お銚子16〜30本(人によって証言曖昧なんですよ…基本おっちゃんだらけの場末の工場……)ほどを乾したらしき時と、自分の結婚の二次会で無駄なサービス精神を発揮した結果、空きっ腹に白ワイン・デカンタを2本ほどそそいだ時……)。
嶌の方は強いわけではないけれども呑むのは好きだそーで……。
…………ですが、二人とも経済事情と住居事情から、そうそうあちこち・しょっちゅう呑みへは行けず、お店は特定で、そのメニュー表に見たことは無かったんです。────

遭遇地は『RAKERU』───飲み屋ではなく、全国展開のチェーンだかフランチャイズだか、個人的には、オムレツとパンが美味いお店です。一応、面子では夕食のつもりで入ったけど、まだがっつりと明るかったですよ。時間も地方の同人誌即売会帰りってのもあって「おやつと夕食の間」みたいな時間だし。

私と嶌が無駄にテンション高い理由はさておき、なんとなくみんなで味見回しのみ。
美味しかったです。自分はともかく(汗)アルコールNGの方以外からは好評でした。

味は、ちょっと柑橘系風味の強い、赤ワイン特有の渋みを抜いた赤ワイン、という感じ。レモン、オレンジ、トロピカルフルーツがIN。(そこから突きだして食ったお行儀の悪い女です)
飲み口は非常に良いですが、アルコール成分は強いので、後からちょっとキます。強く無い方には油断禁物のタイプです。
色、濃い目の赤ワイン色。イングランドの血の女王の名を冠せられるブラッディ・マリー(ウォッカ&トマトジュースのカクテル。お店によって、ウォッカの割合が強い危険物だったり、ほとんどトマト・ジュースだったり……)より、よっぽど血に近い色ですよ、静脈からの。(←ここ数年、持病の薬服用の関係で三ヶ月スパン×病院3つで検査採血されてるので見るのは慣れてきた…刺されるところを見る度胸は未だに無いチキンです)



さて。それでは『サングリア』とは何者か。
美味かった、っていうか、好きな味だったので、成分を知りたくなってネット検索(便利な世の中です。)。

レシピが複数引っかかったので、けっこう簡単なのか……と思いきや……。

ベースはリキュールの類ではなく、単に純粋に赤ワイン(が主流だけど、白でもいいよ、という所もあり)。まぁ、これは味から考えてもよいとして…。
レシピで共通する他の項目は……「生のオレンジ」又は「生のレモン」あるいは、その双方。以上。(他には生の果物が多かった)
で、共通する造り方は……

ワインを大きめのビン等に入れる→輪切りにしたオレンジやレモン等を入れる→そのまま半日くらい冷蔵庫に入れておく。

以上。
…………ほとんど素のワインじゃないか。そらぁ味がほとんどワインに決まってますわな。
ちなみに、使用するワインは、言及されていないか、あんまり美味くないワインがお薦めらしいデス。

他はかなりバラバラで、お好みに応じて、砂糖(…と塩、なんて書いてあるとこもあった)を入れるとかシナモンを入れるとかトロピカル系統の果物とか、ソーダ割とか、飾りも兼ねてミントとか、お好きにどーぞ、ってとこかしらん。(ちなみに、あんまり持たないようで、1ヶ月も放置したらNGみたいです)



元々はスペインあたりの一般民家で自家製ワインを使って、それぞれに作るシロモノ、との感じのようです。あの辺りでワインと言えば、半ば水変わりらしいですしね。
……っつーことは。日本で、梅の木のあるご家庭が焼酎(…でよかったっけ?)に梅を漬け込んで作る梅酒みたいなもんか…………田中先せ…もとい、ジュスラン閣下! それ、全然、金持ちの飲み物と違う!! それともアレか? あの宇宙は葡萄の出来る惑星が少なかったりしてワイン自体が高価なのか? いや、宇宙船でフツーに歩けるくらいなんだから、恒星間宇宙船の運転資格そのものはありあふれてるくらい(※エーメンタールでのヒューリックの職安での問答より)空調やらなんやらの技術は発達してて、葡萄程度、いくらでも栽培できるだろ…………二度と出てこないあたり、金持ちがたまには下々の者のもんを食いたくなる、とか、そんな感覚ですか?(以降は小説では基本、ジュスランとアリアバートはプライベート方面では男二人でウィスキーばっかり呑んでらっしゃる。アニメじゃさすがに微妙だったのか、紅茶ばっか飲んでますが…………ここら辺はピンからキリまで、ってタイプのシロモノなので、まだ判るんですがね……)



……っつーか、疑問点。
文中には「作りたてのサングリア」って書いてあるのですよ。レシピや作り方や保存可能期間を見ると、作りたてもヘッタクレも無いシロモノだよ……アレ。
ついでに言うと、液体を入れてから氷を落としているが、フツーはあの手の飲み物は、氷を入れてから液体の方を入れるもんだよ!(…ま、この辺は氷のおち具合等の描写から、リアルの技術より文章的表現を優先した、という解釈が成り立ちますが。)



とりあえず、サングリアがそれなりに強いアルコール、ということは、序盤のジュスランは愛人(…この辺りでは「小間使いの少女」って書いてあるけど)に、酒かっくらいながらクダ巻く上司────と書くと、なんだか微妙にヤな人に聞こえますね。

その後、呑んでる描写がいっさい無いので、とりあえず、好物って線は消えそうですが、それはそれで、「呑みたいなぁ」「はいどうぞ」ってものでも無いらしいので…………作中に出ていない部分で実は好物なのか、影に、その一言でダッシュで買いに行かされた可哀想な部下なり女中なりが存在するのか。……ま、タイタニアはケチでは無いらしいので、きっとその程度は気にならないくらいには労働環境や福利厚生・給料なんかがいいんだろう、と解釈しておきましょうか。

────遊ぶんならバルアミーの役どころでOKだけど(ぉぃ)あの時点ではバル君はジュスランとはほぼ無縁、地表・惑星リュテッヒは父上・軍務大臣直轄下(←推測。でもたぶんそんな感じだと思うんです)の時系列だからなぁ……。




◆────◆
バルアミー「姫、あれはジュースではなくアルコールですから、お召しにはなられませんように」
リディア「馬鹿者。王族たる者、勧められもしない飲み物を盗み食いのような真似をするはずがなかろう」
……5分後、厨房にはバルアミー子爵からトロピカルジュースの注文が入りましたとさ。
|2009.07.09 Thursday | comments(0) | trackbacks(0) |
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